第四北越銀行

ニュースリリース

2024年02月01日

「サステナビリティ・リンク・ローン」の契約締結について(株式会社 熊谷)

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株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎)は、株式会社 熊谷(代表取締役社長:熊谷 正巳)と「サステナビリティ・リンク・ローン※1」(以下、「本ローン」)の契約を締結しましたのでお知らせいたします。

同社は、食品パッケージ、米袋等のプラスチック系包装資材を製造しており、本ローンは、新たに有機溶剤を使わない環境に配慮した製造拠点及びSDGsの取り組みを加速させるための開発拠点となる新工場を取得するための資金として活用されます。

本ローンでは、売上あたりScope1・2※2のCO2排出量 (t-CO2/百万円)をサステナビリティパフォーマンスターゲット※3(以下、「SPT」)に設定しました。なお、同社が設定したSPTの妥当性は、株式会社 格付投資情報センター(代表取締役:山﨑 宏)より、第三者評価を取得しております※4

第四北越フィナンシャルグループは、今後もグループ一体となってお客さまの多様な資金ニーズにお応えすることにより、お客さまのサステナビリティ経営をサポートしてまいります。

1.借入人および本ローンの概要

企業名
(URL)
株式会社 熊谷
https://www.kumagai-co.com
本社所在地 新潟県新潟市中央区東大通2丁目3番10号
代表者 代表取締役社長 熊谷 正巳
業種
プラスチック系包装資材製造・販売

プラスチック原料・成形(成型)品販売

プラスチック加工機械・包装機械販売
契約締結日

2024年2月1日(木)

融資金額

5億円

SPT 売上あたりScope1・2のCO2排出量 (t-CO2/百万円)

同社からの

コメント
  • プラスチック包装資材は、食品の鮮度保持や情報伝達、安定流通等の役割を担っており、現代の食生活には欠かせない存在です。一方で、製造時に消費するエネルギーや発生する廃棄物については、当社の重要な経営課題の一つとして捉えております。
  • 工場では、環境に配慮した設備を導入し製品開発を進めて参ります。当社は社会課題であるCO2排出量削減やリサイクル対応により一層取り組み、持続可能な社会の実現を目指します。

2.SPTの概要

※1. サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)

お客さまがSDGs やESG に関連するSPT を設定し、その達成状況に応じて適用金利等が変更となる商品です。また、SPT の妥当性やSDGs・ESG に関する取り組みの適切性について、第三者評価を取得するスキームとしており、株式会社 格付投資情報センターが評価を行います。

※2. Scope1・2

企業や組織が排出する温室効果ガス(GHG)のうち、燃料の燃焼や、製品の製造などを通じて「直接排出」するものをScope1、他社から供給された電気・熱などを使うことで「間接的に排出」されるものをScope2といいます。

※3. サステナビリティパフォーマンスターゲット(SPT)

資金調達を実施する企業のSDGs・ESG戦略に基づき設定する目標・指標であり、SPTの達成状況に応じて、金利などに変動が生じます。「温室効果ガスの排出量」や「再生可能エネルギーの使用量」「水の消費量」など、多種多様なSPTが存在し、容易に達成が出来るものではない、客観的に見て野心的(チャレンジング)な目標設定である必要があります。

※4. 外部機関による評価(第三者評価)の詳細は、株式会社 格付投資情報センターのウェブサイトをご覧ください。(https://www.r-i.co.jp/index.html



【参考:「サステナビリティ・リンク・ローン」のスキーム図】

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/益田、小野塚、柳澤
電話(025)229-8164

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