野村不動産ホールディングス 株式会社に対するサステナビリティ・リンク・ローンの取り組みについて~TSUBASA アライアンス連携施策~
株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎)は、本日、野村不動産ホールディングス 株式会社(代表取締役社長:沓掛 英二)に対し、同社が制定したサステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク※1(以下、SLLフレームワーク)に基づき、サステナビリティ・リンク・ローン(以下、SLL)を実行しました。
SLLは、金利条件などの貸付条件と融資先のSDGs・ESG戦略におけるサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット※2(以下、SPTs)に対する評価を連動させ、その達成状況に応じて融資先にインセンティブやディスインセンティブが発生するローンであり、持続可能な経済活動および経済成長を促進することを目的としています。
また、今回のSLL は、TSUBASAアライアンス※3参加行である株式会社 千葉銀行(頭取:米本 努)の支援を受けて野村不動産ホールディングス 株式会社が制定したSLLフレームワークを活用しており、TSUBASAアライアンス参加行のうち当行を含む9行が取り組みました。
なお、SLLフレームワークを活用したSLLの取り組みは国内で初となります。
地銀広域連携の枠組みであるTSUBASAアライアンスでは、「TSUBASA SDGs宣言」のもと、参加各行との連携により、事業活動を通じた社会・環境課題の解決に資する取り組みを推進しています。
当行は、今後もTSUBASAアライアンスで連携する金融機関と知見を共有しながら、地域の社会・環境問題の解決に貢献してまいります。
※1 サステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(SLLフレームワーク)
サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)やインセンティブの内容など、SLLの要件を統一化したもの。このフレームワークを制定することで、今後、金融機関が同社に対してSLLを取り組む際の枠組みとして活用される。
※2 サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)
融資先のSDGs・ESG戦略に基づき設定する目標・指標であり、SPTsの達成状況に応じて、金利条件などの貸付条件に変動が生じる。「温室効果ガスの排出量」や「再生可能エネルギーの使用量」「水の消費量」など、多種多様なSPTsが存在する。
※3 TSUBASAアライアンス
第四北越銀行、千葉銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行、武蔵野銀行、滋賀銀行、琉球銀行、群馬銀行の10行が参加する地銀広域連携の枠組み。
(ご参考)今回実行したサステナビリティ・リンク・ローンの概要
借入人 | 野村不動産ホールディングス |
---|---|
サステナビリティ・コーディネーター |
千葉銀行 |
貸出金融機関 |
第四北越銀行、千葉銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、 北洋銀行、武蔵野銀行、滋賀銀行、群馬銀行 |
実行日 |
2021年7月30日(金) |
SPTs |
温室効果ガス総排出量削減率目標 |
インセンティブ |
SPTs達成状況に応じた金利スプレッド優遇 |
第三者意見 |
格付投資情報センター |
融資総額 |
110億円 |
資金使途 | 運転資金(リファイナンスを含む) |
貸出形態 |
証書貸付 |
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/松田、長澤(内線4274、4234)
電話 025(222)4111