第四北越銀行

でんさいサービス

Q&A

基本事項

「電子記録債権(でんさい)」とは何ですか?

手形債権や指名債権(売掛債権など)が抱える問題を克服し、事業者の資金調達の円滑化を図ることを目的として創設された新たな金銭債権です。電子債権記録機関が作成する記録原簿に電子的な記録を行うことにより、債権の権利内容が定められます。また、全国銀行協会が設立した電子債権記録機関である「でんさいネット」で取り扱われる電子記録債権を「でんさい」と呼びます。

「でんさい」にはどのような特長がありますか?

「でんさい」は、従来の手形に代わる新たな決済手段です。買掛金支払事務や手形管理事務などの負担削減、印紙税などの削減が期待できます。また、手形と同様に、第三者への譲渡が可能な他、当行への割引申込や担保提供も可能です。

「でんさい」は誰でも利用できますか?

以下の要件を満たすお客さまがご利用いただけます。

  • 法人・個人事業主、国・地方公共団体のお客さま
  • 当行で決済口座(普通預金または当座預金)を開設されているお客さま
  • でんさいネットによる「債務者利用制限措置」中でないお客さま(破産・廃業などしていないお客さま)
  • 法人インターネットバンキングサービス「BIZ-WEB(照会・資金移動サービス)」をご契約のお客さま(別途手数料が必要になります)
    ※BIZ-WEB(ライト版)ではご利用いただけません。
「でんさい」での取引にはどのようなメリットがありますか?

<支払企業のメリット>

  • ペーパーレスだから手続きがラクラク!搬送代もかかりません!
    電子記録債権(でんさい)を使えば、手形の発行、振込の準備など、支払に関する面倒な事務負担が軽減されます。手形の搬送コストも削減できます。
  • 印紙税は課税されません!
    手形と異なり、印紙税は課税されません。
  • 支払手段の一本化で効率的!
    手形、振込、一括決済など、複数の支払手段を一本化することも可能となり、効率化が図れます。

<納入企業のメリット>

  • ペーパーレスだから安心・安全! 保管も不要です!
    ペーパーレス化により、紛失や盗難の心配はなくなります。厳重に保管、管理する必要がなくなりますので、無駄な管理コストを削減することができます。
  • 分割できます!
    必要な分だけ分割して譲渡や割引をすることができます。手形にはない、電子記録債権(でんさい)特有の大きなメリットです。
  • 期日になると自動入金!
    支払期日になるとお取り引き銀行の口座に自動的に入金されますので、面倒な取立手続きは不要です。手形と異なり、支払期日当日から資金をご利用いただけます。
  • 債権を有効活用!
    電子記録債権(でんさい)は流通性の高い債権です。電子記録債権(でんさい)であれば、これまで資金繰りのために利用できなかった債権も、譲渡や割引などが可能になり、無駄なく有効に活用することができます。

サービス内容

「でんさい」でどのような取引ができますか?

「でんさい」の主な取引としては、取引金融機関を通じて「でんさい」を発生させる『発生記録』や、取引先より受け取った「でんさい」を他社へ譲渡することができる『譲渡記録』、取引先より受け取った「でんさい」をもとに、支払期日前に資金化する『割引』などがあります。

『発生記録』とは何ですか?
  • 企業が取引金融機関を通じて「でんさい」を発生させる取引のことです。「でんさいネット」に『発生記録』が行われることにより「でんさい」が発生します。
    なお、「でんさい」を支払人(債務者)が発生させる場合を『債務者請求』、受取人(債権者)が発生させる場合を『債権者請求』と呼びます。
『譲渡記録』とは何ですか?

「でんさい」の債権者(譲渡人)が、取引金融機関を通じて、お取り引き先など(譲受人)に「でんさい」を譲渡するお取り引きのことです(手形の裏書譲渡と同様です)。「でんさいネット」に『譲渡記録』が行われることにより「でんさい」が譲渡されます。
なお、でんさいを譲渡する場合は、一度に全額を譲渡することが可能な他、必要な金額を分割して譲渡する『分割(譲渡)記録』もご利用いただけます。

『債権一括請求(一括記録請求)』とは何ですか?

複数のでんさいを一括して発生させるお取り引きのことです。
一括記録請求がご利用いただける記録請求は、発生記録(債務者請求・債権者請求)、譲渡記録(分割記録含む)です。それぞれの記録請求ごとに複数の請求を一括して行うことができます。

『口座間送金決済(入金)』とは何ですか?

「でんさい」を支払期日に決済するお取り引きのことです。従来の手形とは異なり、支払期日になると、自動的に支払企業の口座から受取企業の口座へ「でんさい」の決済資金が送金されます。なお、でんさいネットでは、支払が完了した旨を「支払等記録」として記録しています。

利用者番号とは何ですか?

利用者番号とは、「でんさいネット」が利用者を特定するために採番する番号のことです。複数の金融機関で「でんさい」をご利用になる場合でも、利用者番号は同一となります。例えば、取引先が本社と支社で異なる金融機関を窓口に「でんさい」をご契約いただく場合、利用者番号は同一になります。

「でんさい」で支払をする場合、支払先には何を確認すればいいですか?

まず、支払先が「でんさいネット」の利用契約をしていることを確認して下さい(「でんさい」での決済には、支払側・受取側双方の利用契約が必要です)。「でんさい」で支払を行う際は、支払先の「利用者番号」「銀行コード」「店番号」「科目」「口座番号」をご確認ください。

ご利用料金

利用手数料を教えてください

「でんさいサービス」をご利用いただくには、法人インターネットバンキングサービス「BIZ-WEB」の月額基本手数料のほかに、発生記録や譲渡記録など、お取り引き項目ごとに所定の手数料がかかります。
詳しくは「手数料のご案内」をご覧ください。

ご利用時間

「でんさいサービス」の利用時間を教えてください

<でんさいサービスのご利用時間>
7:00~15:00(当日扱いの記録、翌日扱い以降の記録)
15:00~24:00(翌日扱い以降の記録)

  • 毎月第2土曜日、12/31~1/3、5/3~5/5はシステムメンテナンスのため、ご利用いただけません。

その他

「でんさい」には、手形取引でいう「不渡り」は発生しますか?

「でんさい」においての「不渡り」は「支払不能」といいます。手形取引と同様、支払期日にでんさいの支払(口座間送金決済)が行われなかった場合などに該当します。

「でんさい」には、手形取引でいう「取引停止処分」はありますか?

「でんさい」にも同様の処分があります。同一債務者のかたが、6ヵ月以内に2回以上「支払不能」を生じさせた場合、当該債務者に対し2年間、「(1)債務者としてのでんさいネットの利用」及び「(2)参加金融機関との間の貸出取引が禁止」されます。
「でんさい」をご利用いただく際は、当座預金と同様に資金決済に十分ご注意いただく必要があります。

他の記録機関で発生させた記録債権を、「でんさいネット」で利用することはできますか?

できません。電子記録債権制度では、複数の記録機関が設立されることが予想されます。すでに複数の電子記録機関が設立されておりますが、それぞれ記録機関ごとに独自のシステム・機能・利用要件を有しているため、記録機関が異なる電子記録債権を相互に受け渡すことはできません。

お問い合わせ
ヘルプデスク
でんさいサービスに関するご照会 9:00~21:00(土日祝日・年末年始を除く)
EBデスク
BIZ-WEB、でんさいサービス「一括請求Assist®」については… 8:45~18:00(土日祝日・年末年始を除く)

一部のIP電話などフリーダイヤルがつながらない場合
025-241-3762(通話料有料)

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