「SDGsリンク・ローン」の契約締結について (株式会社 シンターランド)
株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎)は、株式会社 シンターランド(代表取締役:渡邊 泰崇)と「SDGsリンク・ローン※1」(以下、「本ローン」)の契約を締結しましたのでお知らせいたします。
同社は、新しい焼結加工技術である「放電プラズマ焼結(SPS)法※2(以下、SPS法)」による技術開発や製品製作を行う会社です。現在、海外の研究機関との取引を開始し、SPS法による焼結加工技術の拡大を目指しています。また、雇用維持拡大を図るため、従業員のワークライフバランスの実現への取り組みを行っています。
本ローンでは、この取り組みを促進するため、サステナビリティパフォーマンスターゲット※3(以下、「SPTs」)として、「従業員の年次有給休暇の取得率」を設定しました。なお、同社が設定したSPTsの妥当性は、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社(代表取締役社長:柴山 圭一)より、第三者評価を取得しております。
第四北越フィナンシャルグループは、今後もグループ一体となってお客さまの多様な資金ニーズにお応えすることにより、お客さまのサステナビリティ経営をサポートしてまいります。
【借入人および本ローンの概要】
企業名 (URL) |
株式会社 シンターランド |
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本社所在地 |
新潟県長岡市雨池町123番地 |
代表者 |
代表取締役 渡邊 泰崇 |
事業内容 |
SPS法による技術開発・製品製作 |
契約締結日 |
2025年2月20日(木) |
SPTs |
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第三者評価 |
第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社による第三者評価については、こちらをご覧ください。 (https://www.dhrc.co.jp/) |
同社からの |
・弊社は、国内初のSPS加工センターとして設立以降、SPS法による技術開発と製品製作を行っています。 ・従来の製法では困難な高機能・高性能な新材料の開発を通じ、社会に役立つ技術を創造し、持続的な社会の発展に貢献いたします。 |
※1. SDGsリンク・ローン
お客さまがSDGsやESGに関連するSPTを設定し、その達成状況に応じて適用金利等が変更となる商品で、当行では2022年6月より取り扱いを開始しています。SPTの妥当性やSDGs・ESGに関する取り組みの適切性について、第三者評価を取得するスキームとしており、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社が評価を行います。なお、本ローンのフレームワークは、外部専門機関である株式会社 格付投資情報センターより「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に対して整合的であるとの評価を取得しております。
※2. 放電プラズマ焼結(SPS)法
機械的な加圧とパルス通電(短時間・高電流通電)加熱によって、被加工物の焼結・接合・合成を行う加工法。パルス通電による電磁的エネルギーや非加工物の自己発熱および粒子間に発生する放電プラズマエネルギーなどを複合的に焼結の稼働力としている点がSPSの大きな特徴。
※3. サステナビリティパフォーマンスターゲット(SPTs)
資金調達を行うお客さまのSDGs・ESG戦略に基づき設定する目標・指標であり、SPTsの達成状況に応じて金利等が変動します。「温室効果ガスの排出量」や「再生可能エネルギーの使用量」、「水の消費量」などの環境分野のほか、社会分野の課題解決に繋がるものなど多種多様な目標があり、容易に達成が出来るのではない、客観的に見て野心的(チャレンジング)な目標を設定する必要があります。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/齋藤(拓)、柳澤
電話(025)229-8164(内線:4273)