第四北越銀行

ニュースリリース

2025年01月31日

「電力の地産地消型」の太陽光発電事業を対象とした プロジェクトファイナンスの組成について

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株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎、以下、「当行」)は、自然エネルギーSEBE1 合同会社(本社:東京都千代田区、以下、「自然エネルギーSEBE1」)を借入人とする太陽光発電事業向けプロジェクトファイナンス※1(以下、「本件」)を組成しましたのでお知らせいたします。

本件は、自然電力 株式会社(代表取締役:磯野 謙、川戸 健司、長谷川 雅也)により設立された特別目的会社である自然エネルギーSEBE1を借入人とし、新潟県および山形県で開発する、計6.7MW規模のバルク型太陽光発電事業※2(以下「本事業」)を行うためのプロジェクトファイナンス案件です。本事業で発電された再生可能エネルギー由来の電力は、自然エネルギーSEBE1、株式会社 ブルボン(代表取締役社長:吉田 康、以下「ブルボン」)、小売電気事業者の3社間で締結されたオフサイト型コーポレートPPA※3を通じて、新潟県内にあるブルボンの生産工場に供給されます。

当行は、これまでの再生可能エネルギー発電事業向けプロジェクトファイナンスで培ってきたノウハウをもとに「電力の地産地消型」事業のファイナンススキームを構築し、本件の組成に至りました。本件は経済産業省が提唱する「分散型エネルギーモデル」※4の普及にも資する取り組みとなります。

 当行では、今後もお客さまの脱炭素に向けた取り組みを支援することで、地域社会の持続的な成長の実現に向けて貢献してまいります。

【借入人および本契約の概要】

1:プロジェクトファイナンスとは、ある特定の事業を独立した事業体とし、当該事業から生み出されるキャッシュフローのみを返済原資とするファイナンス手法で、発電所など大規模なインフラ整備などに活用されます。

※2:バルク型太陽光発電事業とは、複数の発電事業を纏めた集合体を指します。太陽光発電事業における大規模な事業用地が減少するなか、一定規模の発電容量を確保するために活用されています。

3:PPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)とは、発電事業者が発電設備の開発・所有・維持管理をすることを前提に、その設備で発電された電力を需要家へ長期的に提供・購入する契約です。オフサイトPPAは、遠隔地の発電設備から電力系統を通じて需要家へ電力提供・購入する契約をいいます。

※4:分散型エネルギーモデルとは、経済産業省が提唱する需給一体型の電力モデルのことであり、「大手電力会社が大規模電源と需要地を系統でつなぐ従来の電力システム」から「分散型エネルギーリソースも柔軟に活用する新たな電力システム」の普及をより一層促進することを目指しています。

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/髙橋、水島
電話:(025)229-8164

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