「SDGsリンク・ローン」の契約締結について (中央陸運 株式会社)
株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎)は、中央陸運 株式会社(代表取締役:関根 研一)と「SDGsリンク・ローン※1」(以下、「本ローン」)の契約を締結しましたのでお知らせいたします。
同社は、大型車による長距離輸送に特化し、新潟を拠点に関西方面を中心とした物流網を持つ運送業者です。全車両にアルコール・インターロック(飲酒運転を防止する装置で運転手がアルコールを摂取している場合に車のエンジンを始動させない装置)などの安全装置を搭載しているほか、自社に整備工場を完備し、ドライバーが安心・安全に運転できる環境を整えています。また、従業員のガン検診や禁煙外来の受診費用を全額同社が負担するなど、従業員の健康にも配慮しています。
同社は今後、CO2排出量の可視化ツールの導入や燃費性能の高い車両への切り替え等を通じて環境に配慮した経営を進めていく方針であり、本ローンでは、サステナビリティパフォーマンスターゲット※2(以下、「SPTs」)として、「売上あたりCO2排出量(Scope1・2※3)」を設定しました。なお、同社が設定したSPTsの妥当性は、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社(代表取締役社長:柴山 圭一)より、第三者評価を取得しております。
第四北越フィナンシャルグループは、今後もグループ一体となってお客さまの多様な資金ニーズにお応えすることにより、お客さまのサステナビリティ経営をサポートしてまいります。
【借入人および本ローンの概要】
企業名 (URL) |
中央陸運 株式会社 |
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本社所在地 |
新潟県新潟市南区北田中497-10 |
代表者 |
代表取締役 関根 研一 |
事業内容 |
一般貨物自動車運送業 |
契約締結日 |
2025年1月17日(金) |
SPTs |
売上あたりCO2排出量(Scope1・2) |
第三者評価 |
第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社による第三者評価については、こちらをご覧ください。 (https://www.dhrc.co.jp/) |
同社からの |
・当社は1996年に設立し、新潟を拠点に関西地方を中心に往復運送を行う運送会社です。特に長距離輸送に強みを持ち、大型トラックによる確実かつ迅速な配送をお約束いたします。 ・安心・安全に働ける企業の信頼の証でもある「健康経営優良法人2024(中小規模法人部門)」、「安全性優良事業所(Gマーク)」、「ハッピーパートナー企業(新潟県男女共同参画推進企業)」の認定も取得しており、従業員の職場環境の整備にも力を入れています。 ・省エネ運転や省エネ設備導入等、環境に配慮した活動を心掛け、地球温暖化防止に少しでも貢献できるよう今後も努めてまいります。 |
※1. SDGsリンク・ローン
お客さまがSDGsやESGに関連するSPTを設定し、その達成状況に応じて適用金利等が変更となる商品で、当行では2022年6月より取り扱いを開始しています。SPTの妥当性やSDGs・ESGに関する取り組みの適切性について、第三者評価を取得するスキームとしており、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社が評価を行います。なお、本ローンのフレームワークは、外部専門機関である株式会社 格付投資情報センターより「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に対して整合的であるとの評価を取得しております。
※2. サステナビリティパフォーマンスターゲット(SPTs)
資金調達を行うお客さまのSDGs・ESG戦略に基づき設定する目標・指標であり、SPTsの達成状況に応じて金利等が変動します。「温室効果ガスの排出量」や「再生可能エネルギーの使用量」、「水の消費量」などの環境分野のほか、社会分野の課題解決に繋がるものなど多種多様な目標があり、容易に達成が出来るのではない、客観的に見て野心的(チャレンジング)な目標を設定する必要があります。
※3. Scope1・2
企業や組織が排出する温室効果ガス(GHG)のうち、燃料の燃焼や、製品の製造などを通じて「直接排出」するものをScope1、他社から供給された電気・熱などを使うことで「間接的に排出」されるものをScope2といいます。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/渡邉(彬)、柳澤
電話(025)229-8164(内線:4279、4273)