「SDGsリンク・ローン」の契約締結について(エンカレッジファーミング 株式会社)
株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎)は、エンカレッジファーミング 株式会社(代表取締役:近藤 敏雄)と「SDGsグリーン・ローン※1」(以下、「本ローン」)の契約を締結しましたのでお知らせいたします。
同社は本ローンを活用し、新潟市西蒲区越前浜地内に水耕葉物栽培ハウス(以下、「本施設」)を建設しました。本施設は、「半閉鎖型ガラス温室※2」の形式を採用しており、従来のハウス設備に比べて冷暖房エネルギーを効率的に活用するとともに、CO2排出量を削減することが可能となります。CO2排出量削減効果等については、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社(代表取締役社長:柴山 圭一)より、第三者評価を取得しております。
なお、本施設の建設資金に対しては当行と株式会社 日本政策金融公庫農林水産事業による協調融資を実施いたしました。
当行では、今後もグループ一体となってお客さまの多様な資金ニーズにお応えすることにより、お客さまのサステナビリティ経営をサポートしてまいります。
【借入人および本ローンの概要】
企業名 (URL) |
エンカレッジファーミング 株式会社 |
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本社所在地 | 新潟県新潟市西蒲区松野尾468 |
代表者 |
代表取締役 近藤 敏雄 |
事業内容 |
ミニトマトをはじめとする野菜、花苗等の生産および出荷 ミニトマトの加工品の製造および販売 |
契約締結日 | 2024年11月27日(水) |
融資金額 |
4億9,600万円 |
資金使途 |
水耕葉物栽培ハウス建設資金 |
第三者評価 |
第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社による第三者評価については、こちらをご覧ください。 (https://www.dhrc.co.jp/) |
同社からの |
・弊社は、農業生産法人である有限会社鈴木農園が、大規模施設園芸への足掛かりとして2013年に設立した農業生産法人です。 ・2017年に2ヘクタール(約6,000 坪)の大規模施設によるミニトマト生産を開始しており、今回建設したハウスでは第2弾としてリーフレタスの栽培を行います。 ・本件を機に、さらなる事業拡大と日本の農業の活性化を目指してまいります。 |
※1. SDGsリンク・ローン
お客さまがSDGsやESGに関連するSPTを設定し、その達成状況に応じて適用金利等が変更となる商品で、当行では2022年6月より取り扱いを開始しています。SPTの妥当性やSDGs・ESGに関する取り組みの適切性について、第三者評価を取得するスキームとしており、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社が評価を行います。なお、本ローンのフレームワークは、外部専門機関である株式会社 格付投資情報センターより「サステナビリティ・リンク・ローン原則」及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」に対して整合的であるとの評価を取得しております。
※2. 半閉鎖型ガラス温室
栽培エリアと隔てた空調室から温湿度を調整した空気を送ることで、栽培エリアの環境を均質に保つことができるハウス形式です。さらに、高温時は天窓から暖気を排気しますが、平常時はハウス内の空気を循環させることで冷暖房エネルギーを削減できます。
※3. グリーンプロジェクト
地球温暖化など環境問題の解決に取り組む事業のことで、省エネルギー化、再生可能エネルギー、気候変動への対応に関する事業などが該当します。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/渡邉(彬)、柳澤
電話(025)229-8164(内線 4279、4273)