「SDGsリンク・ボンド」の受託について (有限会社 津南高原農産)
株式会社 第四北越銀行(頭取:殖栗 道郎)は、有限会社 津南高原農産(代表取締役:桑原 博之)の「SDGsリンク・ボンド※1」(以下、「本ボンド」)を受託しましたのでお知らせいたします。
同社は、雪下にんじんをはじめとする地元の農産物を使用した加工品などを製造、販売しています。また、農産物の貯蔵に雪室を活用するなど、環境に配慮したエネルギーや資源の利用を通じて、SDGs達成に向けて取り組んでいます。
本ボンドでは、この取り組みを促進するため、サステナビリティパフォーマンスターゲット※2(以下、「SPT」)として、「売上あたりCO2排出量(Scope1・2※3)」を設定しました。なお、同社が設定したSPTの野心性や妥当性は、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社(代表取締役社長:柴山 圭一)より、第三者評価を取得しております。
第四北越フィナンシャルグループは、今後もグループ一体となってお客さまの多様な資金ニーズにお応えすることにより、お客さまのサステナビリティ経営をサポートしてまいります。
【発行企業および本ボンドの概要】
企業名 (URL) |
有限会社 津南高原農産 ( https://www.tsunankougennousan.co.jp) |
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本社所在地 |
新潟県中魚沼郡津南町大字中深見丁114 |
代表者 |
代表取締役 桑原 博之 |
事業内容 |
農産物加工品の製造、販売 |
発行日 | 2024年8月30日(金) |
発行金額 | 1億円 |
SPT |
売上あたりCO2排出量(Scope1・2)
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第三者評価 |
第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社による第三者評価については、こちらをご覧ください。 (https://www.dhrc.co.jp/) |
同社からの |
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※1. SDGsリンク・ボンド
お客さまがSDGsやESGに関連するSPTを設定し、その達成状況に応じて保証料等が変更となる商品で、当行では2022年6月より取り扱いを開始しています。SPTの妥当性やSDGs・ESGに関する取り組みの適切性について、第三者評価を取得するスキームとしており、第四北越リサーチ&コンサルティング 株式会社が評価を行います。なお、本ボンドのフレームワークは、外部専門機関である株式会社 格付投資情報センターより「サステナビリティ・リンク・ボンド原則」に対して整合的であるとの評価を取得しております。
【スキーム図】

※2. サステナビリティパフォーマンスターゲット(SPT)
資金調達を行うお客さまのSDGs・ESG戦略に基づき設定する目標・指標であり、SPTの達成状況に応じて金利等が変動します。「温室効果ガスの排出量」や「再生可能エネルギーの使用量」、「水の消費量」などの環境分野のほか、社会分野の課題解決に繋がるものなど多種多様な目標があり、容易に達成が出来るものではない、客観的に見て野心的(チャレンジング)な目標を設定する必要があります。
※3.Scope1・2
企業や組織が排出する温室効果ガス(GHG)のうち、燃料の燃焼や、製品の製造などを通じて「直接排出」するものをScope1、他社から供給された電気・熱などを使うことで「間接的に排出」されるものをScope2といいます。
※4. 食品残渣(ざんさ)
食品加工の過程で発生する野菜の皮や搾りかす等のことです。
以上
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 第四北越銀行
コンサルティング事業部/齋藤(拓)、柳澤
電話(025)229-8164(内線:4273)