平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

 当行は、昨年11月に創立150周年を迎えることができました。これもひとえに、お客さま、地域社会、株主の皆さまの永きにわたる温かいご支援、ご愛顧の賜物であり、役職員一同、心より感謝申し上げます。

 現下の経営環境は、新型コロナウイルス禍からの正常化が進み、社会経済活動に明るい兆しが見えているほか、新NISAのスタートや、GX（グリーントランスフォーメーション）への投資拡大など、新たな成長ステージへの移行が加速しています。

 一方で、デジタル技術の急速な進展に伴う異業種を含めた競合の激化や、人口減少などの構造的な社会課題の深刻化、さらには地政学リスクや気候変動による脅威の高まりなど、経営環境は複雑性・不確実性を増しています。

 こうしたなか、当行は、銀行合併により拡充されたノウハウ・情報・ネットワークなどを活用した「合併シナジー」、第四北越フィナンシャルグループ各社が有する様々な機能をワンストップで最適な形でご提供する「グループシナジー」、当行をはじめ地方銀行10行が参加する「TSUBASAアライアンス」の規模のメリットや情報連携の優位性を活用した「TSUBASA連携シナジー」の3大シナジーを最大限発揮し、経営理念に掲げる「地域への永続的な貢献」を果たしていくことで、地域とともに持続的な成長を遂げてまいる所存です。

 当行の今後の活動に是非ともご期待いただくとともに、より一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。