第四北越銀行と新潟のつながり
第四北越銀行という行名は、渋沢栄一が設立した第一国立銀行と同時期に、日本で3番目の国立銀行として新潟市に誕生した第四銀行と、長岡エリアを中心に発展してきた北越銀行が一つになって生まれたことに由来します。私たちが大事にしているのは、新潟県の経済を支え、地域とともに歩んできた先人の歴史と誇りです。「とことん地域に入り込んで」「日々の暮らしやビジネスなどお客さまと同じ目線に立って」地域の発展に貢献していく、そんな志を共有し、情熱を傾けられる仲間を私たちは待っています。
1873年、当時の新潟県令の勧めを受け、港町として発展していた新潟の商人および周辺の大地主が中心となって設立された第四国立銀行を源流とし、県内各地の銀行が合流し規模を拡大してきた。
2023年には第四国立銀行の創立から150周年を迎えた。
1878年、北越戊辰戦争の戦火により大きな被害を受けた長岡の復興を目的に、旧長岡藩の士族や商人が中心となって第六十九国立銀行(後に六十九銀行に改組)と、1896年、油田開発によるオイルラッシュや鉄道会社の設立など、長岡の経済の発展に伴い地元経済界の有力者を中心に設立された長岡銀行の二行を源流とする。1942年、六十九銀行と長岡銀行が合併して長岡六十九銀行が誕生し、1948年に北越銀行へと商号を変更した。
2018年、金融機関の置かれている経営環境の変化や顧客ニーズの多様化などをふまえ、より強固な経営基盤を築き地域の発展に貢献し続けるために、第四北越フィナンシャルグループを設立し経営を統合。
私たち第四北越銀行は、この土地に生きるお客さまのために、預金や融資、金融商品販売等に加え、多様なコンサルティング機能を提供しながら、その悩みや期待にどこまでも寄り添っていきます。そんな私たちの根底にあるのは、「もっとお客さまを知ろう」「お客さまの役に立とう」という強い思いです。地域のお客さまの力になるためには、旧来の金融機関の枠を超えたプラスアルファの発想が必要です。地域のためにどこまでも。その思いが、明日の新潟をより強く、魅力的に変えていくのです。
Point.1
お客さま
一人ひとりの
人生に寄り添った
コンサルティングを。
子どもたちの将来のために。素敵なセカンドライフのために。お客さまの人生の充実に向けたサポートをすることが、私たちの大切な役割です。私たちは県内に131の営業拠点を展開するほか、県外では東京・大阪・札幌・横浜など主要都市にもネットワークを有しています。そして、こうしたネットワークを通じて個人のお客さま一人ひとりの人生に寄り添うコンサルティングを行っています。具体的には、就職や結婚などの新生活、マイホーム取得、お子さまの誕生や教育、セカンドライフなど人生の様々な場面で悩みや困りごとをお伺いし、解決に向けてサポートします。時には「お金」にまつわる悩みごとだけではなく、金融サービスの枠を超えてサービスを提供しています。また、近年は、来店しなくても金融サービスを利用できるアプリ開発にも力を入れ、お客さまからも「使いやすい」と好評をいただいています。第四北越銀行では時代に合わせて多彩な商品・サービスを提供しています。私たちは、これからも時代の変化に応じて多様化するニーズに対応し続けるため、お客さまの声に耳を澄ませて、お客さまに最適なご提案をするために常に考え、一人ひとりの人生に寄り添う商品・サービスを提供していきます。
Point.2
資金だけでなく、
アイデアも出す、
仲介者にもなる。
事業の経営に必要な資金の相談に乗るのは、私たちの大きな使命の一つです。しかし、ゴールは決して融資が実現することではありません。その先の、お客さまの事業や経営がうまくいくこと。そのためには、いかに経営者と同じ目線で考えられるか、経営者と腹を割って本音で話せる関係を築いていけるかが重要です。例えば、設備投資が必要なお客さまに対しては、資金調達のお手伝いをするのは当然ですが、設備導入後の事業構想まで話し合い、必要があれば事業のさらなる発展に向けた取引先や専門家を紹介することもあります。また、地元のレストラン経営者に集客方法をアドバイスしたり、時には商品開発やブランディング、販路開拓のお手伝いをすることも。お客さまの事業に対して、自分次第でどこまでも深く関わることができるのが、銀行で働く醍醐味なのです。
Point.3
総合金融
グループとして、
多角的に経営を
サポートする。
グループ内に多彩な機能をもつ会社を持つことも私たちの大きな強みです。フィナンシャルグループの中核である銀行以外に、証券・リース・カード・ベンチャーキャピタルなどの金融分野に加え、コンサルティング・人材紹介・地域商社・ITなどの非金融分野の事業会社を通じて幅広いサービスを提供しています。つまり、お客さまの事業成長に必要なものの多くをグループ内で提供することができるのです。私たち第四北越銀行が目指すのは、「お金のインフラ」ではなく、地域のために血の通ったコンサルティングを行い、地域そのものを元気にしていくことなのです。そして、新潟を支える金融グループとして、地域に必要とされるものであれば、これからも新事業としてチャレンジしていきます。
全国に誇るポテンシャルを秘めた新潟力とは。
米の産出額が全国1位の「コメ大国・新潟」。加えて、米菓や日本酒、水産加工品などの食料品製造業も全国トップクラスの実力を持つ背景にあるのは、信濃川・阿賀野川という2つの大河をはじめとする多くの川や山々が生み出す、豊かな自然資源。また、日本有数の豪雪地であり、スキー・スノーボード場の数は全国5位の22箇所。豊富な降雪量と雄大な自然環境を持つその土地ならではの特徴を活かし、雪を観光資源に活用した産業開発も進んでいます。
妙高高原、斑尾高原、野尻湖を含む
エリアの
一大リゾート開発
妙高高原や隣接する長野県斑尾高原・野尻湖地域までのエリアの一大リゾート開発。3つの土地の規模は約350ヘクタールに上り、開発を含めた投資額の見込みは700億円規模。国内客を優先しつつ、インバウンド客も含め年間を通じたマウンテンリゾートを目指したこの地域創生プロジェクトを第四北越銀行はサポートしており、地域経済の活性化につながるようアプローチをしています。
国内でも有数の金属加工の集積地である燕三条地域では、スプーンやフォークなどの金属用食器の国内シェアが90%を超えるほか、ノーベル賞の晩餐会で使用されるカトラリーや、APEC(太平洋経済協力会議)での各国首脳へのお土産として燕市の製品が採用されるなど、世界的な評価を獲得しています。その高い金属加工技術は、プロ向けの包丁や爪切り、自動車や精密機械の部品の製造にも活用されており、最近では工場見学など様々なイベントが開催されるなど観光資源としても注目されています。
そのほかにも、新潟県は国内有数のニット産地であり、代表的な産地である五泉市はレディース向け、見附市はメンズ向け、長岡市栃尾地区がスポーツウェアなど多様なニット製品を製造しています。また、長岡市では工作機械、上越市では化学製品の製造など、地域ごとに特色のあるものづくりがあることも新潟ならではの魅力です。
江戸時代から⾧く受け継がれる
金属加工技術にも。
燕三条地域は、戦国時代の鉄砲鍛冶・刀鍛冶から始まり、鎌や鍬などの農作業具、江戸時代には和釘やキセルなどの製造が盛んになりました。その技術は、戦後、カトラリーをはじめとする金属加工技術へと進化し、現在ではあらゆるニーズに対応できる高い金属加工技術の集積地として、様々な金属製品を生産しています。世界に誇るものづくりを担う地場産業に対し、第四北越銀行は事業の持続的成長を支援しています。
新潟県は、関東・関西・東北などの各方面へのアクセスにも優れています。例えば、関越道・北陸道・上信越道・磐越道・日本海東北道と各方面に伸びる高速道路。首都圏と結ぶ上越新幹線や、敦賀へとつながる北陸新幹線。
また、新潟には、国際拠点港湾である新潟港をはじめ計10港を有する、日本の重要な海運拠点となっています。新潟港と直江津港は日本海側拠点港に指定され、LNG(液化天然ガス)の輸入基地が設けられ、東北・関東・中部地方に供給されるなどエネルギー拠点としても重要な役割を果たしています。
新潟はエネルギーの生産地?
新潟県では古くから石油を産出していましたが、明治時代に入ると掘削技術の近代化により全国有数の産油県となりました。現在でも、新潟県内には油田・ガス田が多く存在しており、国内で生産される石油・天然ガスの半分以上が新潟県で生産されています。
また、村上市・胎内市沖が洋上風力発電の促進地域に選定され、再生可能エネルギーの拡大につながるプロジェクトを第四北越銀行はサポートしており、地域の新産業の育成や雇用の確保など地域経済の活性化を支援しています。
豊富な自然資源、
地域ごとに特色ある産業、
国内の物流・エネルギー拠点といった
数多くの魅力を持つ新潟の力を
どこまで引き出せるか。