Kazuhiro Aoyagi
新潟市内営業店 支店長
1993年入行
現在は、支店長として営業店の中心となり、営業店の経営計画の策定や部下の育成などを行っています。日々地域の多種多様な企業を訪ね、経営者と直接会い、パートナーとして親密に話をする。この仕事を通して実感しているのは、地域に密着した地元金融機関ほど地場産業のポテンシャルを知っている者はいないと言うことです。
融資や資産運用、あるいは事業支援などを手がけるプロセスで、私たちは企業1社1社と、その経営者たちと深く関わっていきます。各企業のポテンシャルを“発掘”し、経営者の描くビジョンを“共有”しながら、その夢を具現化していく。これこそが営業の醍醐味です。なかでも私たち第四北越銀行は、地域への密着・貢献度において無限の可能性を秘めた存在なのではないでしょうか。
行内の研修制度に応募し、メガバンク本店(東京)で1年間働きながら知見を広める。
以前手がけていた仕事のひとつに、「温泉の廃湯を利用して野菜栽培をするプロジェクト」があります。温泉も農業も新潟を代表する産業ですが、温泉の「廃湯」エネルギーを再利用することで、もともと縁の薄かった温泉と農業とのコラボレーションの可能性が生まれたのです。この両者を結びつけた「ビジネスマッチング」という仕事には私たちの夢と誇りが詰まっています。単なる紹介ではなく、プロジェクトに道筋をつけ、ゴールを設定し、さまざまなサポートをしていくことが腕の見せどころですね。
豊かな海と山という2大観光資源を抱え、海産物やブランド米、銘酒など特産物に恵まれた新潟には大きなポテンシャルがあります。ここからさまざまなベンチャーが生まれ、首都圏へのアクセスも良いことから、販路とビジネス機会を全国へ、そして世界へ大きく広げていく。こうしたビジネスマッチングのネットワークを、県内・国内のみならず、成長著しいASEAN諸国へと、いま広げようとしています。
新潟には、知られざるリーディングカンパニーも少なくありません。業界内の知名度は高いけれど、一般の知名度は高くない。ただ、逆に考えれば今後大きく飛躍する可能性があるということで、私たちの腕の見せ所でもあります。
その可能性を見つけサポートするには、「センスを磨くこと」がとても重要です。それは、変化を見逃さない眼であり、それを分析する柔軟な頭を持つことです。そこには、若手やベテランの区別はありません。日々の営業活動を通じて、またはプライベートで広めた見聞を使って、どんどん磨いていくことができます。だから、「もっと好奇心を!」「もっともっと色々なものに触れて、感じていこう!!」。部下たちには、いつもそう言って啓発し、鼓舞しています。
第四と北越が1つの金融グループになって、大きなシナジーを生み、さらに大きなビジネスチャンスが生まれようとしています。そんなワクワクする仕事に、意欲的なみなさんと一緒に、笑顔で働くことができたら、素敵なことですよね。